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サービスパートナーによるメンテナンス
機器のシャフトが停止した場合の処置(本体架台の取り外し)
エラーメッセージと警告
消耗品の交換

 

サービスパートナーによるメンテナンス

パコジェットサービスパートナー(取扱店)によるメンテナンスは、ポーション20,000 回分の処理後、あるいは1 年後に実施することを推奨しています。

ホルダー、スプレーガード付きのパコタイズ® ブレード、本体をオリジナルパッケージに梱包してサービスパートナー(取扱店)まで送付してください。


 

機器のシャフトが停止した場合の処置(本体架台の取り外し)

パコタイズ® 中にシャフトが停止し、以下の手順通りに実施しても上昇しない場合、本体架台を取り外さなければなりません。

  • 本体の電源スイッチをオフにし、再度オンにします。

  • シャフトが再度自動的に上昇しない場合は、ホルダーを回して取り外し、再度取付けます。必要に応じて冷凍された食材を少し解凍し再度このステップを繰り返します。

  • 問題が解決しない場合、お買上げの取扱い店にご連絡ください。その後は、次のように進めてください。

 

本体の電源スイッチをオフにし、電源プラグをコンセントから抜きます。

本体を慎重に横にします。

本体のネジ4本を付属の5番六角レンチで外し、架台を本体から取り外します。

ホルダーとパコタイズ® ビーカーをシャフトから慎重に取り外します。

パコタイズ® ブレードとスプレーガードを必要に応じて取り外します。

シャフトとブレードホルダーを布巾で清掃します。

ホルダーを再度取り付けます。架台をネジ4本と六角レンチを使って本体に取り付けます。

本体を慎重に立てます。電源プラグをコンセントに差し、本機の電源をオンにします。

ホルダーを取り付けて本機の電源をオンにするとシャフトは自動的に再度上昇します。

シャフトが再度上昇しない場合、ホルダー、スプレーガード付きのブレード、本体をオリジナルパッケージに梱包してお買上げの取扱い店まで送付してください。


 

エラーメッセージと警告

 

エラーメッセージ

コード テキスト 考えられる原因 対処
001 モーターコントローラーが利用できません

モーターコントローラーとの通信が確立できなかった

  • 輸送による損傷

  • 後続エラー

  • 内部の不具合

OKを押します
本機を再起動します 1
本機の運転を再開します 3
エラーが再度表示される場合は、サービスセンターにお問い合わせください 7

002 ツールセンサーが利用できません センサーの故障 OKを押します
本機を再起動します 1
本機の運転を再開します 3
エラーが再度表示される場合は、サービスセンターにお問い合わせください 7
006 圧力センサーが利用できません センサーの故障 OKを押します
本機を再起動します 1
本機の運転を再開します 3
エラーが再度表示される場合は、サービスセンターにお問い合わせください 7
007 ビーカーセンサーが利用できません センサーの故障 OKを押します
本機を再起動します 1
ビーカー検知を確認し、必要に応じて清掃します
本機の運転を再開します 3
エラーが再度表示される場合は、サービスセンターにお問い合わせください 7
008 タッチセンサーが利用できません

タッチセンサーとの通信が確立できなかった

  • 輸送によるディスプレイの損傷

OKを押します
本機を再起動します 1
本機の運転を再開します 3
エラーが再度表示される場合は、サービスセンターにお問い合わせください 7
009 ディスプレイが利用できません

ディスプレイとの通信が確立できなかった

  • 輸送によるディスプレイの損傷

OKを押します
本機を再起動します 1
本機の運転を再開します 3
エラーが再度表示される場合は、サービスセンターにお問い合わせください 7
010 圧力バルブが反応しません 圧力バルブの状態が不良です OKを押します
本機を再起動します 1
本機と排気口を確認します 2
本機の運転を再開します 3
エラーが再度表示される場合は、洗浄を実施します4
本機の運転を再開します 5
エラーが再度表示される場合は、サービスセンターにお問い合わせください 7
011 調理する食材が硬すぎます

トルクモーターの過電流

  • 調理する食材が硬すぎるか、正しく準備されていません(温度や充填レベル)

OKを押します

本機を再起動します 1
調理する食材と本機を確認します 2
本機の運転を再開します 3
洗浄中やすすぎ中など、食材がない状態でもエラーが発生する場合は、サービスセンターまでお問い合わせください 7

012 調理する食材が硬すぎます

フィードモーターの過電流

  • 調理する食材が硬すぎるか、正しく準備されていません(温度や充填レベル)

OKを押します

本機を再起動します 1
調理する食材と本機を確認します 2
本機の運転を再開します 3
洗浄中やすすぎ中など、食材がない状態でもエラーが発生する場合は、サービスセンターまでお問い合わせください 7

013 調理する食材が硬すぎます

機械的過負荷

  • 調理する食材が硬すぎるか、正しく準備されていません(温度や充填レベル)

OKを押します
本機を再起動します 1
調理する食材と本機を確認します 2
本機の運転を再開します 3
洗浄中やすすぎ中など、食材がない状態でもエラーが発生する場合は、サービスセン ターまでお問い合わせください 7
014 調理する食材が硬すぎます

不足電圧が発生しました

  • ホルダーが調理中に取り外された

  • ホルダーが摩耗している

OKを押します
本機を再起動します 1
調理する食材と本機を確認します 2
本機の運転を再開します 3
洗浄中やすすぎ中など、食材がない状態でもエラーが発生する場合は、サービスセンターまでお問い合わせください 7

015 調理する食材が硬すぎます モーター速度-フィードバック 異常 OKを押します
本機を再起動します 1
本機の運転を再開します 3
エラーが再度表示される場合は、サービスセンターにお問い合わせください 7
016 ポンプエラー ポンプの状態が不良です OKを押します
本機を再起動します 1
本機とビーカー検知を確認し、必要に応じて洗浄します 2
本機の運転を再開します 3
エラーが再度表示される場合は、洗浄を実施します 4
本機の運転を再開します 5
エラーが再度表示される場合は、サービスセンターにお問い合わせください 7
017 モーターコントローラーのアプリケーション モーターとの通信が正常に確立できない OKを押します
本機を再起動します 1
本機の運転を再開します 3
エラーが再度表示される場合は、サービスセンターにお問い合わせください 7
019 モーターコントローラーのファームウェア モーターコントローラーのファームウェアが破損している OKを押します
本機を再起動します 1
本機の運転を再開します 3
エラーが再度表示される場合は、サービスセンターにお問い合わせください 7
021 EEPROM が利用できません HMI / Motor PCB の不良 OKを押します
本機を再起動します 1
本機の運転を再開します 3
エラーが再度表示される場合は、サービスセンターにお問い合わせください 7
022 MPC 較正エラー MPC 較正が中断した OKを押します
本機を再起動します 1
本機の運転を再開します 3
エラーが再度表示される場合は、サービスセンターにお問い合わせください 7
023 システムが再起動しました コントローラの通信エラー OKを押します
本機を再起動します 1
本機の運転を再開します 3
エラーが再度表示される場合は、サービスセンターにお問い合わせください 7
024 MPCのアップデートに失敗しました モーターコントローラーのファームウェアが破損している

OKを押します
本機を再起動します 1
本機の運転を再開します 3
エラーが再度表示される場合は、サービスセンターにお問い合わせください 7

025 ホールセンサーの状態が不良です センサーの故障 OKを押します
本機を再起動します 1
本機の運転を再開します 3
エラーが再度表示される場合は、サービスセンターにお問い合わせください 7
026 ビーカーセンサーの状態が不良です ビーカー検知のアクチュエータが固着または不良
ホルダーが摩耗している

ビーカー検知のアクチュエータを確認し、必要に応じて清掃します
ホルダーに損傷や摩耗がないか確認します

 

 

警告

コード テキスト 考えられる原因 対処
101 サービスサークルに達しました サービスサークルが20,000食分に達した

事前にご連絡の上、Pacojet サービスセンターに本機をご送付ください

102 ビーカーの最大容量を超えています ビーカーの最大容量を超えている パコタイズ® された部分を取り出します
調理を再開します 3
食材がない状態でもエラーが発生する場合は、サービスセンターまでお問い合わせください 7
103 ツールの位置が不適切です センサーの故障 本機の機能が損なわれた場合は、サービスセンターにお問い合わせください 7
104 ビーカーが取り外されました

ホルダーが調理中に取り外された
ホルダーが摩耗している

OKを押します
調理する食材と本機を確認します 2
洗浄中やすすぎ中など、食材がない状態でもエラーが発生する場合は、サービスセンターまでお問い合わせください 7
105 ツールが失われました 調理中にツールが失われた OKを押します
調理する食材と本機を確認します 2
パコタイズ®ビーカーにツールが入ったままの場合は、ツールを取り出して洗浄します
一時的な解決策:設定でツール検知をオフにする 6
106 ツールが違います

間違ったツールが取り付けられている
調理中にツールが失われた

OKを押します
取り付けたツールと本機を確認します 2
正しいツールを取り付けてもエラーが発生する場合は、サービスセンターまでお問い合わせください 7
一時的な解決策:設定でツール検知をオフにする 6

107 スプレーガードが欠落しています

スプレーガードが検知されなかった

スプレーガードが装着されていない
本機に漏れが生じている

OKを押します
スプレーガードと本機を確認してください 2
本機の運転を再開します 3
エラーが再度表示される場合は、サービスセンターにお問い合わせください 7
一時的な解決策:設定でスプレーガード検知をオフにする 6
108 モーター 1 熱すぎます メインドライブが熱すぎる OKを押します
本機をオフにして冷却します
本機が過度に高温の環境(>50 ℃)に置かれていないか確認してください
本機の運転を再開します 3
エラーが再度表示される場合は、サービスセンターにお問い合わせください 7
109 モーター 2 熱すぎます フィードドライブが熱すぎる OKを押します
本機をオフにして冷却します
本機が過度に高温の環境(>50 ℃)に置かれていないか確認してください
本機の運転を再開します 3
エラーが再度表示される場合は、サービスセンターにお問い合わせください 7
110 加圧がありません

スプレーガードが摩耗している
ビーカーの縁が磨耗している
本機に漏れが生じている

センサーの故障

OKを押します
スプレーガードと本機を確認してください 2
本機の運転を再開します 3
エラーが再度表示される場合は、サービスセンターにお問い合わせください 7
111 過電圧 モーターコントローラーの不良 OKを押します
本機を再起動します 1
本機の運転を再開します 3
エラーが再度表示される場合は、サービスセンターにお問い合わせください 7
112 モーター始動エラー モーターとの通信が正常に確立できない OKを押します
本機を再起動します 1
本機の運転を再開します 3
エラーが再度表示される場合は、サービスセンターにお問い合わせください 7
114 SSLの設定に失敗しました クラウド接続ができなかった
WiFi接続が中断された

WiFi接続を確認してください
接続が再確立され次第、データが送信されます

115 SSL入れ替えに失敗しました クラウド接続ができなかった
WiFi接続が中断された

WiFi接続を確認してください
接続が再確立され次第、データが送信されます

116 SSL CA 入れ替えに失敗しました クラウド接続ができなかった
WiFi接続が中断された

WiFi接続を確認してください
接続が再確立され次第、データが送信されます

117 クラウドデータが送信されていません

クラウド接続ができなかった
WiFi接続が中断された

WiFi接続を確認してください
接続が再確立され次第、データが送信されます

119 ビーカーセンサーが利用できません

スタンバイ状態からスイッチオン/復帰する前にホルダーが挿入されている
ビーカー検知のアクチュエータが固着または不良

ホルダーを取り付けた状態で本機のスイッチを入れないでください
警告が発生したら、ホルダーを回して取り外し、再度取り付けます
ビーカー検知のアクチュエータを確認し、必要に応じて清掃します
エラーが解消されない場合は、サービスセンターにお問い合わせください

1 本機の電源を切り、5秒待ってから再度電源を入れます。
2

以下を確認してください。

  • パコタイズ®ブレードが清潔で乾いていること

  • スクレーパーがスプレーガードに正しく取り付けられていること

  • スプレーガードが清潔で乾いていること

  • スプレーガードのシーリングリップに損傷がないこと

  • パコタイズ®ビーカーの縁に溝や湾曲がないこと

  • パコタイズ®ビーカーの内容物の温度が均一に–20℃になっていること

  • 冷凍された食材の表面が平らになっていること

  • パコタイズ®ビーカー(クロム鋼製またはプラスチック製)が、対応するホルダーで使用されていること

  • 本機のホルダー用のバヨネットロックが汚れていないこと

  • ホルダーの突起部分が摩耗していないこと

3 本機の運転を再開します。スクレーパーを取り付けたスプレーガードとパコタイズ®ブレード、またパコタイズ®ビーカーと対応するホルダーをパコジェット4に正しく取り付けます。パコタイズ®を再開します。
4 エラーメッセージや警告が再び表示される場合は、パコジェット用洗浄タブを用い、取扱説明書に従って完全な洗浄を実施してください。
5 パコタイズ®を再度実行します。
6 エラーメッセージや警告の表示が続く場合は、本機の次回の定期点検まで、スプレーガード検知とツール検知を手動で解除し、本機の更新を実施するようサービスセンターに通知することをお勧めします。
7 エラーメッセージや警告の表示が続く場合は、担当するサービスセンターにお問い合わせください。
 

ログエントリーとはサービスモードで確認可能な過去のエラーや履歴を表示させることです。

 

  1. OKを押します。
  2. 機器の電源を切ります。
  3. 次の確認を行い、必要な場合その対処をしてください。
    ・ブレードは清潔で乾いているか?
    ・スクレーパーがスプレーガードに正しく取り付けられているか?
    ・スプレーガードは清潔で乾いているか?
    ・スプレーガードがビーカーに正しく取り付けられているか?
    ・ビーカー内の食材が-20℃で均一な冷凍状態か?
    ・ビーカーの縁は汚れていないか?
    ・ビーカーの種類(樹脂製、ステンレス製)に適したホルダーか?
  4. 次のことを確認しながら機器を再度操作します。
    ・スプレーガードにスクレーパーとブレードを取り付ける。
    ・ブレードが付いたスプレーガードを機器に正しくセットする。
    ・食材の入ったビーカーをホルダーに入れて機器に正しくセットする。
    ・タッチパネルの「パコタイズ」を押して運転を再開する。(ジェットモードは使わない)
  5. エラー表示が続く場合は洗浄を行ってください。(洗浄方法は〇ページ参照)
  6. 洗浄後、パコタイズを再度実行します。
  7. エラー表示が続く場合はお買い上げの取扱店にご連絡ください。

 

消耗品の交換

次の付属品は消耗品です。必要に応じて交換してください。


  • パパコタイズ® ブレード

  • パコタイズ® ビーカー

  • ホルダー

  • スクレーパー

  • クープセットカッター

  • ホイップディスク

  • スプレーガード